2018年 ナショナル・キャット・アワード 発表!!
8月8日は、「世界猫の日」。
国際動物福祉基金 (International Fund for Animal Welfare) (IFAW) と、その他動物団体が2002年に定めた猫の記念日だ。
「世界猫の日」について、詳しくはこちらの記事をチェック!!
関連記事【8月8日は「世界猫の日」✨】
世界各地で、ネコ様を祝福するさまざまなイベントが開催される。
その中でも、最も大きなイベント。
それは、イギリスで毎年開催される「ナショナル・キャット・アワード」だ(*^^*)
Cat Protection:https://www.cats.org.uk/get-involved/ncaより
今年のナショナル・キャット・アワードは、
- 開催日:2018年8月2日 (木) (イギリス時間)
- 開催地:ロンドン The Savoy Hotel
で授賞式が行われた。
イベントの主催はCATS PROTECTION、協賛はPRINA。
今年は、どんなネコ様が受賞したのでしょうか?
目次
賞の種類
この「ナショナル・キャット・アワード」では、
- National Cat of the Year:ナショナル・キャット・オブ・ザ・イヤー (グランプリ)
- Furr-ever Friend:子どもと猫の友情賞
- Hero Cat:ヒーローキャット賞
- Most Caring Cat:親身な猫賞
- Outstanding Rescue Cat:優れたレスキューキャット賞
- Purina@ Better Together:ピュリナ 特別な絆賞
のグランプリと、5部門のそれぞれグランプリを決めている。
それでは、一つずつ受賞したネコ様たちをご紹介(*^^*)
2018年 ナショナル・キャット・オブ・ザ・イヤー:テオ
グランプリである、2018年 ナショナル・キャット・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは、テオ (Theo)。
テオは、ピュリナ 特別な絆賞 (Purina@ Better Together) を受賞。
他の4つの部門、
- 子どもと猫の友情賞 (Furr-ever Friend)
- ヒーローキャット賞 (Hero Cat)
- 親身な猫賞 (Most Caring Cat)
- 優れたレスキューキャット賞 (Outstanding Rescue Cat)
それぞれの受賞者をおさえて、グランプリに輝いた。
テオについての詳しい内容は、この記事内にあるピュリナ 特別な絆賞 (Purina@ Better Together) を読んでにゃ(*´ω`*)
子どもと猫の友情賞:セイラム
子どもと猫の特別な友情に贈られる賞。
子どもと猫の友情賞 (Furr-ever Friend) を受賞したのは、セイラム (Salem)。
15歳のブレイブ・ジャレッド・ビッグノルド (Brave Jared Bignold) さんは、デュシェンヌ型筋ジストロフィー (DMD) である。
ジャレッドさんが車いす生活でも何不自由なく楽しめるよう、セイラムは一緒に遊んでくれる。
セイラムが側にいるおかげで、ジャレッドさんはたくさんの愛情をもらい、落ち込んだ時は元気をもらえる。
Furr-ever Friends finalist: Salem – Cats Protection’s National Cat Awards 2018 (by YouTube)
デュシェンヌ型筋ジストロフィー (DMD)
デュシェンヌ型筋ジストロフィー (Duchenne muscular dystrophy, DMD) とは、体幹に最も近い筋肉に筋力低下を引き起こす症状のこと。
2~3歳で発症し、
- 発達の遅れ
- 歩く
- 走る
- 飛び上がる
- 階段を昇る
- よたよた歩く
- つま先で歩く
- 床から立ち上がる
などの動作が困難である。
患者は転倒することが多く、腕や脚の骨折を起こしやすい。
この病気のほとんどの小児は、12歳までに車いすでの生活を余儀なくされる。
呼吸筋の筋力低下が進むと、肺炎などの病気にかかりやすくなり、ほとんどの患者が20歳までに亡くなる。
根本的な治療はなく、リハビリやステロイド治療、側弯に対するケア・治療などを行い、症状を緩和する。
参考ページ:MSD マニュアル 家庭版 【デュシェンヌ型筋ジストロフィーとベッカー型筋ジストロフィー】
ヒーローキャット賞:トビー
人の命を救った猫に贈られる賞。
ヒーローキャット賞 (Hero Cat) を受賞したのは、トビー (Toby)。
トビーは小さな子猫の時から、飼い主のアネット・スターランド・バートン (Annette Sterland-Burton) さんと一緒にいる。
それから数年後、2016年1月にアネットさんは病気になった。
記憶障害や運動障害、痙攣発作の原因となる、神経系障害に苦しんでいる。
アネットさんが発作で意識を失う前、トビーは軽くネコパンチし、アネットさんに危険を知らせ、9歳の息子キアラン (Kieran) さんの所へ助けを求めに行く。
トビーのおかけで、アネットさんをいつも助けることができる。
Hero Cat finalist: Toby – Cats Protection’s National Cat Awards 2018 (by YouTube)
親身な猫賞:アーサー
人の健康に大きな影響をもたらした猫に贈られる賞。
親身な猫賞 (Most Caring Cat) を受賞したのは、アーサー (Arthur)。
飼い主のエミリー・ハットン (Emily Hatton) さんは、深刻なメンタルヘルス (精神衛生) の問題に苦しんでおり、過去8年間、専門病院でケアを受けていた。
自己傷害や自殺を試みないと、生きていけない人生だった。
そんな状況のエミリーさんを助けたのが、アーサー。
2017年9月、エミリーさんの元に小さな子猫、アーサーがやってきた。
アーサーがいつも側にいて心の支えになってくれたことで、24歳のエミリーさんは日常生活に問題がない状態にまで回復した。
Most Caring Cat finalist: Arthur – Cats Protection’s National Cat Awards 2018 (by YouTube)
優れたレスキューキャット賞:ラッキー
めざましい活躍をした保護猫出身に贈られる賞。
優れたレスキューキャット賞 (Outstanding Rescue Cat) を受賞したのは、ラッキー (Lucky)。
末期癌と診断されたトラヴィス・トレメイン (Travis Tremayne) さんは、余命3ヶ月の宣告を受けた。
病院から出てくると、迷子の子猫ラッキーとの出会いがあった。
ラッキーと一緒に過ごすことにより、トラヴィスさんは病気と闘う気力を奮い立たせた。
1年後、トラヴィスさんはがん治療を諦めないで、別の治療法を探しながら、治療と陽気に溢れている。
Outstanding Rescue Cat finalist: Lucky – Cats Protection’s National Cat Awards 2018 (by YouTube)
ピュリナ 特別な絆賞:テオ
生活をより豊かにしてくれた猫の絆に贈られる賞。
ピュリナ 特別な絆賞 (Purina@ Better Together) を受賞したのは、テオ (Theo)。
2018年 ナショナル・キャット・アワード賞の受賞者でもある。
テオは、シャーロット・ディクソン (Charlotte Dixon) さんと出会ったとき、猫インフルエンザを患っていた。
1時間ごとに食事を与え、24時間看病したことによって回復に向かった。
3年前、シャーロットさんは体調を崩し、寝て休もうとした。
しかし、テオは大きな声で鳴いたり、ネコパンチしたり、シャーロットさんを舐めたりして眠らせなかった。
勘の鋭いテオは、シャーロットさんの血管内に血栓があることに気付いたのだ。
翌朝、シャーロットさんは倒れ、救急車で病院に搬送された。
救急医療隊員から血栓症と診断。
もしあのまま眠りについていたら、そのまま亡くなってしまうところだった。
テオのおかげで、命を救われたシャーロットさん。
そんなテオは心不全と診断されている。
勘の鋭いテオは、おそらく余命6ヶ月だと知っているだろう。
そしてテオは、ナショナル・キャット・アワード授賞式の1週間前に亡くなった。
Purina Better Together finalist: Theo – Cats Protection’s National Cat Awards 2018 (by YouTube)
猫インフルエンザ
猫インフルエンザとは、猫におけるインフルエンザのような呼吸器疾患で、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症のことである。
人のインフルエンザによく似た症状を起こす理由から、猫インフルエンザと言われており、実際には「猫インフルエンザウイルス」は存在しない。
猫ウイルス性鼻気管炎
風邪によく似たくしゃみ、鼻水、軽度の発熱などの症状のほか、角膜炎が見られ、重症になると死亡することもある。
ウイルスを体内に持っている猫からの感染のほか、空気中の微粒子、食器、寝具などからも感染する。
猫カリシウイルス感染症
この病気にかかる猫は非常に多く、風邪によく似たくしゃみ、鼻水、軽度の発熱などの症状を起こす。
口腔内に潰瘍、水疱ができるのが特徴で、稀に急性結膜炎、鼻炎、一過性の発熱が見られるほか、関節と筋肉の痛みからうまく歩けなくなることもある。
子猫の場合は、他の病気との合併症により症状が悪化し、死亡することもある。
ウイルスを体内に持っている猫から感染する。
血栓症
血管内にできた血のかたまり (血栓) が、血管で突然詰まる病気。
脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こし、軽症のものから命にかかわる重症なものまである。
治療には、血栓を溶かす薬や血液をかたまりにくくする薬が使われる。
血栓を取り除くための手術 (カテーテル、バイパス手術) が行われることもある。
参考ページ:予防から治療まで見つかる Eisai.jp 【 [(静脈) 血栓症] (静脈) 血栓症とは】
おわりに
以上、「2018年 ナショナル・キャット・アワード 発表!!」でした(*^^*)
Cat Protection:https://www.cats.org.uk/get-involved/ncaより
去年より専門用語が少なかったから、今年は翻訳するの楽だったかな(´▽`*)
それでも、英語サイトを読むの時間かかったよ~(´・ω・`)
自分なりに英語を訳してまとめたので、間違っていたらごめんなさい💦
英語サイトには、今年の受賞者の他にも、ネコ様と人の絆に感動できる話がたくさんあって・・・
感動しました✨
皆さまも、読んでみてはいかがでしょうか?
今日も最後までありがとうございました✨
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