十二支に猫がいない理由とは🐾
2018年が始まったよ!!
今年は戌年。
子、丑、寅、卯、辰、巳・・・って数えると、十二支で11番目に当たるのだ(*^^*)
この十二支だけど、猫好きの人からすると、納得いかない!!
犬はいるのに猫がいないなんて💦・・・
でも、なぜ猫は十二支に入れなかったの?
十二支について、まとめたよ~(=゚ω゚)ノ
十二支とは
十二支とは、
「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の12種類の総称。
ちなみに、十二支と干支は違う💦
「鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪」の12の動物をあてたものは、十二生肖または十二属相という。
十二支の始まりは、中国「殷」の時代 (紀元前1400年頃)。
黄道上を約12年周期で移動する木星 (歳星) の位置を、12分割して「年」を数える数詞が考案された。
そして、その12の方角に分けて名前をつけ、1年12ヶ月の暦を表したのが十二支。
紀元前200年頃になると、暦を国民にも覚えやすくするために、十二支に動物名を用いて区別し、広げられた。
日本で最も古い歴史書である「日本書紀」によると、日本には西暦553年頃に伝わってきたと記されている。
十干とは
十干とは、「日 (太陽のめぐり) 」を数えるための数詞。
1ヶ月を上旬、中旬、下旬と十日ずつに分けた、その十日単位にしたものである。
十干:甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
干支とは
干支とは、十干と十二支を組み合わせた60を周期とする数詞。
年月日 (干支カレンダー) 、時刻、方位を示すのに用いられる。
干支の60周期は、このようになる↓↓
ちなみに、人の年齢で60歳になると「還暦」を迎える。
これは、「干支が一巡し誕生年の干支に還る」ということで還暦を祝うのだ。
干支カレンダーは、こちらのサイトで調べることができる↓↓
自分の生まれた日を調べてみよう!!
スコちゃんの生まれた日を干支カレンダーで調べてみたよ(=゚ω゚)ノ
2015年9月20日生まれなので、
- 日干支:己亥
- 月干支:乙酉
- 年干支:乙未
ってことで、スコちゃんは未年!!
だから、毛がもふもふしているのかな??
特に、お腹あたりの毛がカールしてる(*^^*)
十二支に猫がいない理由
十二支に猫がいない理由は諸説あり、
- 神様の元へ競争 (日本のおとぎ話)
- お釈迦さまの元へ競争
- 猫のせいでお釈迦さまが亡くなった
- 猫が中国にいなかった
の4つの説がある。
神様の元へ競争 (日本のおとぎ話) 説
福島県発祥のおとぎ話。
この説は、日本特有のもの。
昔々のお話。
神様が動物たちに言った。
「1月1日の朝、ワシの所に来なさい。
12番目までにやってきた動物を1年交代で、その年の王としよう」
ところが、猫は集まる日を忘れたので、友達の鼠に聞いた。
鼠は嘘を教えた。
猫は鼠を信じて、出発する時間までゆっくり寝ることにした。
牛は足が遅いので、大晦日の夜に神様の元へ出発。
その動きを見ていた鼠は、こっそり牛の背中に乗った。
神様が待つ門の前に着くと、牛よりも先に門をくぐった。
夜明け前になると、他の動物たちが神様の元へ出発した。
兎は跳ね、虎は猛スピードでダッシュ💨
辰は空を飛び、いつも早起きの鶏は、油断して朝寝坊してしまう。
犬と猿は途中まで仲良く走っていたが、互いに負けまいと意地になり競争、とうとう喧嘩してしまう。
鶏が仲裁しながら、神様の元に辿り着く。
動物たちは、どんどん神様の元へ辿り着き、順位が決まった。
十二支は、
鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪の順番に決まった。
そして翌日、2日の朝一番に神様の元へ訪れた猫。
「もうとっくに終わっているぞ。
寝ぼけているのか?顔を洗ってこい!」
と神様に怒られ、十二支に入ることができなかった。
鼠に騙されたことに気付き、猫は怒った。
それ以来、猫は鼠を見ると追いかけるようになった。
お釈迦さまの元へ競争説
ブッタの遺言集である経典「大般涅槃経」にまつわるお話。
日本のおとぎ話 (神様の元へ競争説) と若干類似している。
お釈迦さまが死の床に伏せっているとき。
世界中の弟子や動物たちまでが、お釈迦さまの元へ駆けつけようとした。
そして、お釈迦さまは動物たちに、
「私の元に辿り着いた順に十二支としよう」と言う。
多くの動物がお釈迦さまの元を目指す中、鼠は猫に嘘の涅槃 (お釈迦さまの死) の日を教える。
その結果、猫だけが遅れてお釈迦さまの元に到着してしまう。
すでに、お釈迦さまは亡くなっていた (涅槃) ので、猫は十二支に入れなかった。
鼠に騙されたことに気付き、猫は怒った。
それ以来、猫は鼠を見ると追いかけるようになった。
この様子は、釈迦涅槃図にも描かれている。
猫は涅槃に遅れたため、釈迦涅槃図には猫の姿が描かれていないことが多い。
・岐阜・少林寺蔵 (猫が描かれていない涅槃図)
↑【WEB版 絵解き涅槃図 (岐阜・少林寺蔵) 】参考
・三重・中山寺蔵 (猫が描かれている涅槃図)
↑【WEB版 絵解き涅槃図 (三重・中山寺蔵) 】参考
猫のせいでお釈迦さまが亡くなった説
ブッタの遺言集である経典「大般涅槃経」にまつわるお話。
お釈迦さまが80歳のとき。
食べたきのこ料理に毒キノコが入っており、食中毒を起こし体調を崩してしまう。
そこでお釈迦さまは、食中毒に効く薬 (たぶん生姜) を鼠に取りに行くように命じる。
しかし、道中で猫と遭遇。
好奇心旺盛な猫は、小さい鼠を追い回して食べてしまう。
お釈迦さまは、薬を飲めずに、そのまま亡くなってしまう。
猫が中国にいなかった説
十二支ができたとき、中国に猫はいなかった。
- 十二支の誕生:紀元前1400年頃
- 中国に猫が生息:紀元前200年頃から
猫はもともとエジプトの動物。
エジプトを征服した古代ローマは、インドや中国とも貿易を行うようになった。
猫は害獣駆除役として商船に乗り込み、行く先々で猫が広がっていった。
十二支があるのは、日本だけでない!!
十二支は日本だけでなく、アジア、ヨーロッパ、ロシア圏にもある。
が、日本の十二支とは異なり、国によって別の動物名を使っているところもある。
十二支を使う国は、使い始めた中国が、シルクロードを通じて多くの国と貿易があったこと。
それと、「モンゴル帝国」の範疇に入っていた国の影響が大きい。
モンゴル帝国
チンギス・ハンが1206年に創設した遊牧国家。
東は中国北部から西は西アジア、ロシアにわたる大帝国を築いた。
征服により拡大し、元と4ハン国に発展する。
- 元 (吐蕃含む)
- チャガタイ・ハン国
- オゴタイ・ハン国
- キャプチャク・ハン国
- イル・ハン国
【世界の歴史まっぷ】より
十二支に猫が入っている国がある!!世界の十二支
十二支の動物名は、国によって微妙に異なる。
なので、日本の12種類以外の動物名もあるのだ。
どんな動物名があるのか、
世界の十二支の動物名 (十二生肖) を調べたよ!!(=゚ω゚)ノ
十二支の動物名に猫がある国は、
- ベトナム
- ベラルーシ
- ブルガリア
- チベット
の4カ国。
兎の代わりに猫が使われており、猫年が存在するのだ!!
いいな~、羨ましい・・・(ノω<。)
日本以外は、猪ではなく豚。
ベトナムは牛ではなく水牛、モンゴルでは虎ではなく豹など・・・
国に馴染み深い動物が使われているのだ!!
もしかしたら、あなたは海外では○○年かも??
おわりに
以上、「十二支に猫がいない理由とは🐾」でした(*^^*)
十二支にネコ様がいない理由は、いろいろあるんだね💦
ほんと、猫年がある4カ国は羨ましい(´;ω;`)
まぁ、どんな十二支でも・・・
私は毎年、猫年にしちゃうにゃんฅ*•ω•*ฅ♡
年賀状をにゃん賀状にしたりしてね(●ↀωↀ●)✧
今日も最後までありがとうございました✨
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